「あなたの長所と短所を教えてください」と言われて、両方同じだけ思い浮かべることができますか?
私は、以前は短所ばかり思い浮かんでしまっていました。
長所ってなかなか分かりにくいものです。
なぜなら、馴染んでいるから。
頑張らなくても自然にできてしまうことって意識しづらいです。
私はつい最近、"長い話を聞きながらメモを割と読みやすい字で正確に取れる"ことを周りの人に褒められる。ということがあり、自分では特に何も思わずやっていたので驚きました😳
短所も、実は自分が把握している短所って"人と比較して出来ない表面的なことであるもの"が多く、私の場合、短所を聞かれて思い付いていたのは
「(人よりも)要領が悪い」とか
「(人よりも)不器用」などで、
自分的にはそれだけでは特に不自由していないのに人と比べた時に劣等感を感じることを短所だと思っているフシがありました。
本質的な問題は普段は上手く隠れていて見えません。
なぜなら人間は、どれだけ自信のない人でもどこかで"自分は正しい"と思わないと生きていけませんので、知らず知らずのうちに自分の問題を正当化してしまうものだからです。
さらに本質的な問題の多くは、子供時代に形成されたものです。
生まれてからしばらくの間というのは無垢な状態で、潜在意識と顕在意識の間にある扉が開いています🚪
その期間にあった出来事、境遇、親の考え方などから顕在意識で受けた印象は、そのまま潜在意識の中に刻まれます。
思春期以降になると、その扉は固く閉ざされ、びくとも動かなくなり、潜在意識の中に刻まれているものは簡単に取り出せなくなります。
子供時代の経験を元に作られた考え方と行動のパターンは潜在意識にしっかりと根付き、"仮面の自己"としてその人を支配するようになります。
"仮面の自己"に気付くことができれば、あなたの中にある根本の問題を知ることができ、パターン化された繰り返しから解放されていきます。
そして、いつしか"本当の自分"が現れます。
そのためにまず出来ることは、これまでにあった"嫌だったこと"を順番に思い出しながら書いていくことです。
あなたは、これまでどんなトラブルを経験してきましたか?
辛い時、あなたの行動に共通した感情はどんなものでしたか?
客観的に見ていくと、一定の考え方やパターンがあるはずです🙌
それは子供の頃の自分が、自分の身を守るため、人から嫌われないようにするため、みんなの中で生きるために一生懸命考えて、周りの反応を見ながら増強していったものですので、とても子供っぽい欲求が隠れている人がほとんどだと思われます。
私の場合はというと「誰よりも愛されたい👧🏻!」でした。
何年もかかって、やっと最近はっきりと見ることができました。
自分なりに探して朧げに分かってはいたものの、全てはっきりと見られたのはとても身近な人からの言葉がきっかけでした。
自分は正しいと思わないと生きていけませんので、他人からの鋭い指摘は「攻撃された!」と思いがちですが、実はそういう時こそ成長のチャンスと言えます。
第2段階として、相手に言われて「傷付いた」と感じた時、その時はものすごく腹が立ちますが、怒りが落ち着いてきたら冷静に考えてみてください。
自分の中のどんな部分が傷付いたのか?
何に反応しているのか?
"自分の中に問題があって、相手の言葉が引き金となってその問題が反応しているのかもしれない"ということを。
どれだけ相手の方が悪く見えようと、です。
"これまでも、その時によって状況や人は違うけれど同じような反応を繰り返してきたかもしれない"ということを。
謙虚になって客観的に考えていくと、だんだん分かってきます。
「問題をはっきりと見る」ことさえできれば、バカバカしくなって自然と問題は消えていきます。
消そうとして戦えば、逆にどんどん大きくなり手に負えなくなりますので、分かっても一切戦う必要はありません。
落ち込む内容かもしれませんが、分かった時点からもう一度やり直せば良いと、なるべく早く切り替えていくことがとても大切です。
そうすると、自分の放つものが意識せずとも変わりますので、自分の周りの人や環境もこれまでと変わってきます。
これまでに何度もあったようなトラブルは引き寄せられなくなり、自分の問題が招いていたトラブルの連鎖から抜け出せるようになります。
高額なセラピーや催眠療法などを用いなくても、自分次第で意識的に自分の問題に気付いていき、より良く改善していくことは可能です。
実は、あらゆる問題は全て自分の中にあります。
誰かに何とかしてもらうより自分で探す方が確実に自分が変わります👍
そして、自分の自由意思で成長することを選択していることになりますので、摂理に即した行為と言え、必ず努力に見合った霊的成長がもたらされるでしょう。
私は自分の体験を通してそう感じています😊✨
愛と光をこめて