やさしい霊的真理

スピリチュアリズムに基づいた生き方をご提案していきます

死んだらどうなる?

私が子どもの頃、金曜ロードショーで故・丹波哲郎さんが監督した映画「丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる?」を放送したことがありました。

”人間はいつか死ぬ”ということを知って、幼心に死んだらどうなるのだろうと真剣に考えていたので「どうしても見たい!」と親にお願いして録画してもらい、次の日に見るのを楽しみに布団に入ったのをよく覚えています👀

確か1度しか見なかったけれど、印象的だったシーンも何となく覚えています。

まず、事故で亡くなった男性が、肉体から抜け出して戸惑っていると、

「あーー!!」と叫びながら上に登っていきます。

生前の色々なシーンが一気に流れては消えていきます。

次に、お花が咲いたとても綺麗な場所に行って、そこにいる人達は手を合わせて祈れば、綺麗な家や美味しそうな食べ物が目の前に現れます。

その後色々なシーンがあったと思うのですが、記憶に残っているのはたったこれだけなんですよね😅

当時の感想は「怖くなさそう、でも死にたくはないなあ。」でした👧🏻

 

スピリチュアリズムが明かすところによりますと、この描写は死を迎えた人間が最初に向かう場所を示しています。

ここからはもう少し詳しく、死後の様子について解説していきたいと思います😊

まず前提として、平均的な人生を送った善人が亡くなった場合の死後の様子の解説をします。

 

肉体と霊体は通常、”シルバーコード”という目に見えないコードで繋がれています。

シルバーコードが切れたとき肉体と霊体の接点はなくなり、死を迎えます😇

死の瞬間は、深い眠りに入るような状態になり、痛みや苦しみを感じることは全くありません。

これを"死の眠り"と呼びます。

例え臨終の際の顔が苦痛で歪んでいるように見えても本人は無意識ですので心配はいりません。

霊体だけとなった人間は、やがて死の眠りから覚め、ここからいくつかの段階を経て霊的世界へと帰っていくことになります。

ほとんどの人が最初は状況が分からずに戸惑うものの、肉体から解放されたことで生前感じていた痛みや不調からも解放され、体が軽くなっていたり、周りの人に話しかけても気付いてもらえないことによる違和感や不安から、亡くなって数日くらいで少しづつ自分が死んだことに気が付くようになります。

死を自覚するようになると、内在していた霊的意識と霊的感覚が急激に蘇ってきて、これまでになかった霊的視野が開けるようになります。

すると、すでに他界している両親や知人などが自分の周りを取り囲み、大歓迎してくれます🙌

他界者は迎えに来てくれた一人ひとりと再会の歓喜に浸ります。

そうした人々の中に、他界者が地上で生活していた時からずっと付き添い、霊的成長のための手助けや導きをしてきた守護霊がいます。

身内ではないけれどどこかで会ったことがあるかのような、光輝あふれる雰囲気に包まれた守護霊が傍に立って、「私についてきなさい」と言ってくれます😊

➡冒頭に紹介した、「死んだらどうなる?」の映画で描かれていた部分になります。

守護霊によって、初めに病院のような休憩所に連れて行かれます。

そこでは、これから霊的世界に入るための準備としての霊体の調整と、地上での行為や歩みが事細かに目の前に映し出され、自分の人生の善し悪しを自らが判断するということが行われます。

一定の期間を休憩所で過ごした後、新参者は生き返ったような清々しい霊的意識を持って、再び守護霊に連れられてだんだんと霊の世界へ入っていくことになります。

まずは霊界の最下層で「幽界」と呼ばれている世界へ行きます。

幽界は、地上とそっくりな世界です。

神の配慮により、霊界へ入る前の準備段階を踏ませ、地上のなごりを自然と落とすという目的があります。

思うことが何でも叶い、自分の思いが環境を作り出します。

正にパラダイスのような世界で夢のような時間を好きなだけ過ごすことができます。

「ずっとここにいたい!」と始めは誰もがそう思うのだそうですが、思うことが何でも自由に簡単に実現する世界には、努力した後に得られる充実感や達成感がないため、すべての人がいつか必ずこの楽園での生活に飽きる時が来るのだそうです。

そうすると、新しく精神的なものに目が向くようになります。自然な形で「霊的意識」が芽生えるようになります。

こうしたプロセスを踏むことによって、地上的なもの、物質的なものを心の中から取り去り、純粋な霊的存在となって次に行くことになる「霊界」での生活に向けて準備をすることになります。

 

霊的自我に目覚め、霊的意識が支配的になって「霊的新生の時」を迎えたとき、新たに霊本来の世界である"霊界"へ入って行くようになります。

霊界は無数の界層から成り立つ広大な世界です。

自分の霊的成長の度合い(霊格)に見合った界層で、仕事を与えられ、永遠の霊的進化の道を歩んでいくことになります。

霊界こそが人間にとっての本来の世界であり、人間にとっての本来の住処は地上世界ではありません。

霊界では利他愛だけが存在し、神の摂理に一致した”霊的同胞世界”が実現しています😌✨

利己的な思いを持つだけですぐに外観に現れ一目瞭然となります。そのために他人に対して悪感情を抱けなくなります。

 

霊界は、今までの宗教が教えてきたような暗く恐ろしい世界ではなく、光り輝く素晴らしい世界だということがスピリチュアリズムにより明らかになりました✨

私達が送っている地上人生は、霊界での生活を準備する期間であり、地球は魂のトレーニングセンターといえます。

霊的成長を達成して霊界での生活に備えるために私達は地上に生まれてくるのです💫

 

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愛と光をこめて